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      エルメス専属査定士が教える!バーキンの査定ポイント

      更新日:2020.11.23
      エルメス専属査定士が教える!バーキンの査定ポイント
      バーキンを買取店に売り出す場合、査定額を決めるために必ずチェックするポイントが存在します。
      査定でチェックされるポイントは細部に渡り、その総合評価によって査定金額は大きく変わってしまいます。
      逆に言いますと、そのポイントを正しく把握すれば、適切な対策さえ施せば、査定額が簡単に上がります。 ぜひ、査定時のチェックポイントを正しく理解し、買取を有利なものに!

      バーキンの査定ポイント1:ハンドル

      ハンドル
      まずチェックされる部分がハンドルです。
      常にバッグと触れる部分は皮脂や汚れが付着しやすい部分でもあります。また、腕時計やバングル、指輪、ネイルで傷を付けてしまうことも少なくありません。
      ハンドクリームや日焼け止めが付着したままハンドルを握ってしまうと、油分やクリームの成分によって変色や汚れを引き起こすこともあるのです。

      バーキンの査定ポイント2:色褪せ

      持ち手の色褪せ
      バーキンの査定で最も重要なポイントは表革の色褪せ。
      エルメスの革は上質で柔らかいのが特徴ですが、その分だけデリケートな取り扱いが求められます。
      レインカバーが付属品として用意されているのは雨に弱いということ。濡れたままにしておけば雨染みや色褪せの原因になるので注意してください。
      色褪せは明るい色に起きやすい現象ですが、どのバッグも紫外線に晒すのは危険。
      紫外線は色褪せを促すため、紫外線や照明が当たらない暗く風通しの良い場所に保管してください。

      バーキンの査定ポイント3:傷の有無

      表面上の傷
      シボと呼ばれる凹凸の型押しがされたトリヨンクレマンスやヴォーエプソンなどは比較的傷に強いのですが、表面が滑らかなボックカーフなどは傷が付きやすいことで知られています。
      これもハンドルと同様、ネイルや指輪などで傷をつけてしまうことが多く、日頃から注意することが求められます。
      表革の傷は大きなマイナスになることを忘れずに!

      バーキンの査定ポイント4:角すれ

      角擦れ
      バッグの表皮で最もダメージを受けやすい場所がバッグの角部分。
      特に四隅は「角すれ」と呼ばれ、入念にチェックされます。
      バッグ下部の四隅は色々な部分に接触することが多く、色褪せや素材の磨滅が起きやすいポイント。症状が進行すると革が磨り減り、穴が空いてしまうことも。
      エルメスは上質な素材を使っているため、柔らかな革はPVCなどの合成皮革と比べて摩耗に弱いので注意してください。
      角すれを起こしているバッグは査定価格が著しく落ちてしまうので、日頃から丁寧に扱うように心がけましょう。

      バーキンの査定ポイント5:金具の傷(クロアの引っかけ傷)

      金具の傷
      バーキンは特徴的なクロアが大きなアクセントとして知られていますが、トートバッグのようにフラップを内側に織り込み、クロアが付いたベルト部分をフリーにしている人を多く見かけます。
      金具部分を固定していないと傷が付きやすくなり、クロアの傷はマイナスポイントとして査定に影響することを覚えておきましょう。
      また、クロアを重ねる部分には擦れ傷が付きやすいので、取り付ける時は慎重に行ってください。

      バーキンの査定ポイント6:コバ割れ

      コバ割れ
      バーキンは裁断面の処理も丁寧に行われています。裁断部分はコバと呼ばれ、そのままでは毛羽立ちが起きてしまい美しくありません。
      エルメスでは美しさを表現するため「コバ塗り」という丁寧な処理を行い、裁断面に下処理を施した上に顔料を使ってコーティングを施しています。
      裁断面を均一に処理するには職人の高い技術が必要とされ、この手間がエルメスの魅力といえるでしょう。しかし、コバ部分はとてもデリケート。
      無理に革を曲げたり、雑に扱うとひび割れや剥離を起こしてしまいます。
      コバ割れは見た目の印象を悪化させるため、査定額を左右する大きなポイントになるのです。

      バーキンの査定ポイント7:鋲

      鋲
      バーキンのボトム部分には4つの鋲が打たれています。
      これは、床に直置きした場合、レザー部分にダメージを与えないように配慮されたもので、四隅にデザインされた鋲は飾りではありません。
      査定時には鋲の傷や摩耗もチェックされ、コンディションの悪いものは査定に響きます。バッグを床には置かず丁寧に扱うようにしましょう。

      バーキンの査定ポイント8:臭い

      臭い
      意外と見逃してしまうのがバッグの臭い。革は加工されてからも呼吸を続けているといわれ、保管する場所によってはタバコやカビの臭いを吸いこんでしまいます。
      また、内側に香水や化粧品の臭いが付着しないように注意することも重要。
      自分では意識しなくとも、他人の使っている香水や化粧品の臭いは意外と気になるものです。バッグの臭いも査定に影響することを覚えておきましょう。

      バーキンの査定ポイント9:付属品の不備

      付属品
      査定時に揃えておきたいのが付属品。
      保存袋、レインカバー、クロシェット、カデナ、鍵はもちろんですが、外箱やリボン、紙袋が揃っていると査定額はアップします。
      逆に付属品が欠けていると査定額がマイナスされてしまうので、付属品を紛失しないようにしっかりと保管しておきましょう。
      大きな外箱は邪魔になりますが、潰れたり、色褪せをしないように注意してください。

      厳しい査定がバーキンの価値を守る

      高価買取で知られるバーキンですが、コンディションによって価格が左右されるのも事実。
      新品同様の未使用品であれば、直営店での販売価格を上回ることも少なくありません。
      買取には厳しい査定が行われますが、審査の厳しさはバーキンの価値を守ることでもあるのです。
      市場でのニーズが高いバーキンを所有しているのなら、コンディションを崩さないためにも丁寧に扱うよう心がけてください。
      ベストなコンディションを保つことが高価買取への近道なのです。

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      HERMES專賣店銀座曉馬

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      橋本昌彦
      はじめてまして、橋本と申します。
      私は、1993年にブランドの業界に入りました。
      ブランド業界大手を2社を通し、査定士・バイヤー・店長・エリア長などの多くの経験してきました。
      ブランドと触れていく中で、愛馬仕の魅力に憧れ、今は愛馬仕専門店である銀座曉馬の店長&査定士&新人教育に日々励んでおります。
      ブログを通じて、私が25年間培った経験とノウハウを皆さんと分かち合えればと思います。
      よろしくお願い致します。

      橋本昌彦