現場のプロの査定士は、実際あなたのケリーバッグのどこを見て、どのように評価しているのかを分かりやすく解説します。
ケリー 査定ポイント:モデル
「ムートンケリー」や「ケリードール」等は、基本的なケリーバッグに新たにファッション的要素を加えて派生したのエルメスコレクターの間で人気のモデルなので高価買取が期待できます!
ケリー 査定ポイント:年式刻印
ケリーバッグの年式を最も素早く確定する方法として、バッグに施された刻印による年式を判別することがあります。
年数が経ち、刻印が分かりにくい場合もありますが、その場合は、査定士の経験と知識に委ねる部分が大きいです。
古い年式だからといって、必ず買取価格が低いというわけではありません。
近年、ヴィンテージファッションが盛んで、昔のものが意外と高く売れるため、買取価格も高騰しています。
ケリー 査定ポイント:色
ケリーバッグには約100種類も色があると言われています。
日本では、ブラック、ゴールド、ナチュラル、エトゥープといった落ち着きのある色が人気です。
逆にピンク、赤、明るいグリーン等といった色の物は春と秋以外は売れ難いので、季節によって買取価格が上下することがあります。通年で売れる色なら、査定価格が高い傾向にあります。
ケリー 査定ポイント:サイズ
サイズは、査定において重要な要素の1つです。
小柄な日本人には、ケリー28センチがもっとも需要度が高く、見た目もちょうど良いサイズで、収納にも困らないので、選ぶ方が多いようです。
このように、査定士はサイズによる需要をしっかり見極めた上で、査定を行います。
ケリー 査定ポイント:状態
ケリーの状態も査定時に評価を左右する重要なポイントの1つです。
例えば、金具に付着するシールを剥がしかけただけで、新品ではないと判断してしまいます。品物によっては、査定価格に大きな差が出ることがあります。
それほど査定士は厳しく細かく状態を確認していきます。
ケリー 査定ポイント:付属品
購入する際に付属するショルダーストラップ、クローシュ、カデナ、保存袋などは、なるべく紛失しないように保管しておきましょう。付属品の有無で、査定価格に数万円の差が出てしまいます。
ケリー 査定ポイント:「内縫い」と「外縫い」
ケリーバッグには、外縫いと内縫いの2つの縫い方があります。
この2つの縫い方によって、査定価格が異なります。一般的には、外縫いの方が査定価格が高い傾向にあります。
それは外縫いの方が、製作に時間と手間がかかっているため、エルメスでの定価が高いのです。これが、外縫いの方が査定価格が高い理由と言われています。