2007年の春夏コレクションとして登場したリンディは、カジュアルなスタイルに似合うバッグとして注目を集めています。柔らかなデザインを採用しながらも、ケリーやバーキンと共通するクロアを与えることで上品な印象を与えてくれるのが大きな魅力。
そのデザインはバスケットを思わせる特徴的なハンドルで、バッグの左右のハンドルを寄せることで三角形のハンドバッグとなり、専用のストラップを組み合わせれば実用的なショルダーとして使うことができる2WAYスタイルに仕上がっています。
ボディの上部には大きなフラップがデザインされ、両サイドのファスナーを開閉することで大きな開口部が現れます。開口部の広さは荷物の出し入れにも貢献し、デザイン性と実用性を融合したスタイルはエルメスらしい仕上がりだといえるでしょう。
インナーは仕切りのない広い作りとなり、小物類は内・外に設えた2か所のポケットに収納することが可能。
気になるサイズ展開は3タイプとなり、
最も小さな「26」はW26×H18×D14㎝。
ミディアムサイズの「30」はW30×D19×H16㎝。
大きな「34」はW34×D20×H17.5㎝となり。
自分の身長やスタイル、ライフスタイルに合わせてチョイスすることができます。
リンディの買取・査定ポイント

リンディの魅力は柔らかな質感。ヴォースイフトが代表的な素材として使われていますが、柔らかなレザーはダメージを負いやすく、便利に使えるバッグだからとラフに使ってしまうとハンドルやストラップ、バッグの四角部にスレと呼ばれる色落ちなどが起きてしまうことも少なくありません。
また、淡い色の場合にはデニムパンツの色移りなども懸念されますので注意が必要になります。リンディの高額査定を期待する場合には、日頃の使い方に気を付けるだけでなく、ショルダーストラップなどの付属品をしっかりと揃えておくことも重要なポイントだといえるでしょう。
カジュアルに使えるモデルだけに

収納力が高くカジュアルに使えるリンディの場合、フェミニンなケリーやバーキンとは違ったユーザーが多いのが特徴。それだけにカラーのチョイスも華やかなものに注目が集まり、ローズサクラ、ブルーサンシール、カプシーヌなどの個性的なカラーは高評価を得ています。
リンディはシーズンによって特別な限定カラーがリリースされ、レアなカラーは高額査定の対象に。一方、落ち着きのあるノワールやゴールドなどは安定した査定額となり、流行に左右されないのが大きな魅力。また、リンディにはゴールドとパラジウムと呼ばれるシルバー系の金具が存在しますが、金具のカラーでの評価差はあまりないようです。
逆にシンプルなデザインのリンディだけに大きなアイコンとなる金具のコンディションの方が重要なポイント。高額査定を目指すなら金具にキズが付かないよう、丁寧に扱うことを心がけましょう。