「なぜ査定ポイントを知らないとエルメススカーフが高く売れないだろうか?」を読んで、エルメススカーフの査定ポイントを理解できても、そのポイントを克服しないと高価買取には繋がりません。
スカーフはバッグや財布等と異なり、修理が難しいアイテムで、一度破れてしまったり、大きな汚れが付いてしまったりすると、商品の価値が下がってしまいます。ひどい状態のアイテムだと、定価の1~2割の査定価格になる場合も…。
そうならない為には、日ごろの保管方法や使用注意点をきちんと把握していないといけません。またアパレルアイテムでもあるエルメススカーフは、洗濯も必須となります。
このブログでは、エルメススカーフの買取価格を最大限に引き上げるために、エルメススカーフの査定ポイントに対し、買取価格アップに繋がる適切な対策4つをご紹介しています。
1.シミがついてしまった!種類別で教えるシミ抜き方法
引用先:ommki
食事や外出中にうっかりスカーフにシミがついてしまった!早く落とさないと!ちょっとお待ちください。シミと一括りにしても、シミには種類があります。その種類によって、対処方法も異なってきますので、ご注意ください。
● 水性のシミ
引用先:コーヒーメッカ
水性インクやしょうゆ、コーヒー、ジュース等、日常生活で頻繁に起こりうる水性のシミ。
外出先で起きた場合、まずティッシュで押さえ、汚れを吸い取ります。汚れた面を押さえながら、裏で硬く絞ったおしぼりで叩きます。汚れを写すイメージで行うと良いでしょう。
帰宅してからは、清潔なタオルを用意し、汚れた面を下に向けて乗せます。
4~5本で束ねた綿棒に水をつけ、優しく叩きます。水ではどうしても落ちない場合、薄めた中性洗剤を使いましょう。シミの中央から始めてしまうと、シミが薄く広がってしまうので、周囲から念入りに叩きます。
最後に水でもう一度叩いたら、おしまいです。
もし、ついたシミが水性かわからない場合は、シミの上に水を一滴たらしてみましょう。水がしみこむのは「水性」で、弾いてしまうのは「油性」です。
● 油性のシミ
引用先:コジカジ
ファンデーションや口紅等の化粧品から、カレーやトマトソースなどの料理まで、幅広い要因をもつ油性のシミ。
特に上記のものはデートシーンなどの特別なシーンで起きてしまう場合が十分にあります。もしついてしまったら、外出先ではティッシュで汚れをつまみ取りましょう。
この時点で、汚れを擦ったり、揉んだりしてはいけません。シミが広がり、取りづらくなります。
家では、水性の時と同じく清潔なタオルを用意し、汚れた面を下に向けて乗せましょう。4~5本で束ねた綿棒に「ベンジン」をつけてください。
ベンジンとはシミだけを溶かしてくれる液体です。石油から作られた有機溶剤と称される洗剤で、除光液と似ている性質をもちます。シルクやウールなどの繊細な素材のシミ抜きに最適と言われています。
ベンジンをつけた綿棒で優しく叩いていき、シミがある程度落ちたら、薄めた中性洗剤を使いましょう。最後に水で叩いておしまいです。
以上、2つのシミ抜き方法をご紹介いたしました。
この方法をしっかり理解していると、外出先でも慌てず対応ができますね。またエルメス以外のシルクを使用しているアイテムでも対処できるので、覚えておいて損はございません。もしついてしまったら、実践してみてください。
2.意外と知らないエルメススカーフの洗濯方法
引用先:shinfulife
アクセサリー感覚として、バッグだけではなくベルトやブレスレットとしても需要が高まるエルメススカーフ。
買取に出そうと思った方、汚れが目立つものでしたら洗濯をして印象を良いものにしましょう!またエルメススカーフはシルクをふんだんに使用しているアイテムのため、洗濯も慎重にしなければいけません。
STEP1:タグを確認
引用先:Buyee
まず洗濯をする前に、裏面の端にあるタグを確認しましょう。
通常の洋服と同じく、取り扱い絵表示が描かれていると思います。そこを確認してから取り掛かりましょう。
フランスの表記な為、一瞬わかりづらいかもしれませんが、日本とあまり大差のないデザインです。もしわからない場合は、意味を調べてから実践すると失敗が防げますね。
STEP2:洗剤を用意
スカーフにとって、色あせや型崩れは最大の敵です。
スカーフがもつ魅力を下げてしまい、査定の際に大きな難所となってしまいます。色あせや型崩れを防いでくれる「おしゃれ着用洗剤」を使用しましょう。
ニットやシルクを使用しているファッションアイテムの強い味方です。
またおしゃれ着用洗剤にも色々種類はありますが、水道水中の塩素による色あせを防止してくれる成分がある洗剤が好ましいと言われています。
STEP3:洗剤液を用意
引用先:yourmystar
洗面ボウルの様な容器を用意し、水を入れ、洗剤を溶かします。
この時、20℃以下の温度の水で行いましょう。シルクは色落ちしやすい素材で、高温で洗うと色落ちが起きてしまう可能性もあります。なるべく低温の水で洗濯しましょう。
STEP4:優しく手洗い
引用先:senken
洗剤を溶かしたら、いよいよ洗濯の時間です。
容器にスカーフをいれ、優しく手洗いしていきます。適当に洗ってしまうと、スカーフにシワができてしまう可能性があるので、両端をもち、まるでアコーディオンを弾くように洗剤液の中で両手を寄せたり弾いたりする「アコーディオン洗い」が良いとされています。
もしくは中心部を軽くつかみながら、洗濯液の中で前後左右に振って洗う「振り洗い」の方法が最適です。
また複数枚洗濯する場合、色移りを防ぐために、1枚ずつ短時間で洗いましょう。せっかく洗ったのに、色が移ってしまったら本末転倒です。
STEP5:洗濯の仕上げに
引用先:urupo
洗った後は、表面に残る洗剤を落とすため、軽く手で押し絞ります。
その後、綺麗な水を容器に用意し、洗う時と同じ様な要領で、すすぎを2回行いましょう。
また、なめらかな仕上がりにしたい場合は、すすぎ後に柔軟剤で洗います。
綺麗な水で張っている容器に、使用量の目安に沿って柔軟剤を投入。洗濯、すすぎと同じ動作で洗い、スカーフを柔軟に仕上げましょう。
STEP6:タオルドライの方法
引用先:event-stylez
ここからはドライ方法をご紹介します。
洗濯後は、洗いじわがつかないように、タオルで水分を取ります。手で絞り軽く水分を取ってから、タオルの上に乗せましょう。次にスカーフ同士が重ならないようにタオルで包みます。
包んだ後は、上から軽く押して水分を取っていきます。
この時に使用するタオルは、色移りしても目立たないものを使用しましょう。場合によっては色がタオルに移ってしまう可能性もあります。
STEP7:アイロンかけ
引用先:シンフーライフ
水分を取ったら、アイロンがけに移ります。
スカーフの角と4辺を軽くひっぱり、シワを伸ばしながら形を整えます。アイロンがけをする前に、タグにある絵表示を見ながら温度や当て布の有無を確認しておくと、失敗は防げます。
少し生乾きであるスカーフを裏面にし、アイロン台に置きます。アイロンを手に取り、中心から大きく円を描くように伸ばしていきましょう。少し丸みを帯びている縁は、潰さない為にアイロンがけは避けていきます。
もし乾いてからアイロンがけを行うと、小じわが取れにくい場合もありますので、気をつけてください。
STEP8:自然乾燥で仕上げ
引用先:shinfulife
アイロンがけを終えたら、まだ湿っている縁部分を乾かすため、スカーフを風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
洗濯バサミなどではシワが発生するので、型崩れしにくいタオルの上で平干しで乾かすのが最適です。
上記の8つのポイントを抑えておくと、大切なエルメススカーフを美しさを保つことができます。
シルク素材はデリケートな素材です。そのためあまり洗濯できない気持ちもあるかもしれませんが、高く買取ってもらいたいなら、お手入れは欠かせません。
正しい洗濯方法を理解して、使用感のあるスカーフでも高価買取を目指しましょう。
3.エルメススカーフの状態を保ってくれる正しい保管方法とは
エルメスのスカーフをお家で保管する際に、気をつけて欲しいポイントが2つあります。
この2つはスカーフの美しさを守ってくれるポイントでもあり、もしこのポイントを疎かにしてしまうと、買取時にかなり不利な状況になってしまうかもしれません。
● 長期保管の場合は防虫剤を忘れずに
引用先:getnews
虫食い対策のために防虫剤と共に収納しましょう。
エルメススカーフの多くはシルクを使用しています。シルク素材はカビに強い性質で長期の保管でも、かび臭い印象は受けません。
ですが、同時に虫には弱い性質を持っています。長期の保管では虫食いに遭遇する恐れがあり、丸穴が目立ってしまうことも。虫食いがあると、見た目も損ない、商品自体の価値も下がります。
● 保管時はなるべく日のあたらない場所で
保管の際は、日が当たらない場所で収納しましょう。
色鮮やかさが特徴であるスカーフが変色、というだけで査定ではかなりのマイナスポイントです。変色してしまうと、スカーフがもつ本来の魅力を失ってしまいます。
査定ポイントでも記載した様に、シルク素材は紫外線を吸収する特性をもっていますが、日に当てすぎてしまうと変色してしまう素材です。保管時だけではなく、普段使用する際にも十分気をつけましょう。
上記の2つを心がけているだけで、スカーフの価値はかなり差が出てきます。
新品ではなくても綺麗な状態のアイテムは買い手がつきやすい為、買取ショップでも有利となります。デザインによっては、中古の相場である5000円よりも1万円高い査定価格が望める場合もあります。
4.これだけでも守ろう!エルメススカーフの使用注意点
エルメススカーフを使用している際、気を付けていることはありますか?
普段の何気ない行動で、もしかしたら査定時に大きく響いていしまう、傷やほつれの原因になっているかもしれません。改めて自分の使用方法を見直し、スカーフのもつ美しさを守りましょう。
● 雨天や汗をかきそうな日は、スカーフを外す
引用先:SPUR - HAPPY PLUS ONE
華やかなデザインのアイテムは、コーデのアクセントとして好評ですが、汗をかきやすい季節や雨の多い日は、長時間着用することはあまりお勧めしません。
シルクは数多くある素材の中で、最も優雅で、しかも美しい色を表現する素材として高い人気を集めます。
感性面では優れている素材ですが、水に弱い弱点が存在します。染色堅牢度という染色の丈夫さの度合いが低いことから関係があります。
汗だけではなく、雨にぬれたまま放置をしていると、ほかの衣類に色が移ってしまうことも。色移りは査定時でもかなり大きなポイントとなりますし、スカーフ自体の魅力が損ないます。その為、雨天時や汗をかく恐れがある場合は、スカーフを外しましょう。
● スカーフを使用する場合は、アクセサリー類に気を付けて
引用先:numero
スカーフを使用する際は、ひっかかりやすいアイテム等は避けることが得策です。
精密で魅力的なスカーフは高い人気を誇りますが、複雑な織り柄のシルクスカーフは、糸がひっかかりやすいデメリットがあります。
また首元のネックレス、襟元のスパンコール、指の爪などは特にひっかかりやすい存在です。もしも勢いよくひっかけてしまったら、大きく断線してしまう恐れもあります。
エルメスのスカーフはとてもデリケートなアイテム。普段から行動に気をつけていれば、美しさと気品は保たれ、査定金額に期待がもてます。
まとめ
引用先:vogue
エルメススカーフの買取価格を上げるには、日々の使い方や保管方法などに注意を払う必要があり、万一トラブルがあった場合でも、慌てず適切な措置が取ることが重要です。
もし、どのお店にいけばわからない!買取自体がはじめてで…という方は、ぜひエルメス専門店である「銀座ショーマ」にお問い合わせしてください。
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