日本だけではなく、世界が愛され続けるファッションブランド「エルメス」
今回はそんなエルメスでも高い存在感と稀少性を併せ持つ、クロコダイルレザーを使用し、なおかつ珍しいカラーを組み合わせているアイテムをご紹介しましょう。
2019年の新作カラー、ルージュクー
まずはレッドカラーとゴールドのH金具のコントラストが美しいコンスタンス19から。
こちらコンスタンス19にはリセ仕上げで極上な光沢感をもつアリゲーターを使用。そこに2019年の春夏コレクションで登場したルージュクーを組み合わせています。
赤いハートという意味をもつルージュクーはコレクションで発表された新色の中でも年中活躍が期待できるレッドカラーとして、コンスタンスだけではなく、モデル問わず高い人気を集めます。
2019年のテーマである「夢を追いかけて」にぴったりな「夢」そのもののお色。
高い人気を誇るルージュクーは、あまりの人気の高さに生産数が追い付いていません。そのため高級素材であるアリゲーターと組み合わせは、さらに稀少価値を高めます。
エルメスの王道の赤、ルージュアッシュ
2つめは同じレッドカラーでも、エルメスレッドの王道であるルージュアッシュを使用したコンスタンスミニ。
ルージュアッシュをフランス語で表記すると、「Rouge H」。アッシュであるHは、エルメスの頭文字から引用したものです。その名の通り数多く存在するエルメスカラーの中でも、エルメスレッドの代表各として展開されています。
そんなルージュアッシュがもつワインレッドの色合いが、細やかな光沢感をもつアリゲーターと組み合わせることで、コンスタンスミニをシックに演出します。
アリゲーターのようなエキゾチックレザーとの組み合わせは大変稀少で、しかもバーキンやケリーよりも製造が複雑なコンスタンスに使用していることも相まって、他にはない高級感のある雰囲気に仕上がりますね。
エレガントさとラグジュアリーを兼ね備える、トゥルティールグレー
ニュアンスカラーであるトゥルティールグレーを、クロコダイルで組み合わせたバーキン30が存在します。
エルメスのグレーカラーはその絶妙なカラーバランスで成り立っていることから、他ブランドでは決して真似ができないカラーとも言われています。今回ご紹介したトゥルティールグレーは、エレガントさとカジュアルさをもつ若々しいお色として人気を集めます。
そんなトゥルティールグレーを東南アジアでニロティカスと組み合わせています。アリゲーターとはまた異なる極上の存在感をもつ素材です。
ニロティカスも年々生息地が減少。それに伴い生産数も少ない傾向にあります。
トゥルティールグレーがもつエレガントさを、ニロティカスと組み合わせ、ラグジュアリーな雰囲気も味わえるバーキン30を演出します。
「優美」という花言葉をもつイエローカラー、ミモザ
定番バッグのバーキンで、アリゲーターマットを使用したアイテムをご紹介します。
アリゲーターマットとは、マット加工をしてアリゲーターがもつ光沢感を抑えた素材のこと。機械で研磨して仕上げるため、通常のアリゲーターよりも手間がかかります。エルメス素材の中でも貴重な存在で、主に財布や小ぶりなバッグで展開されている素材です。
こちらのバーキンはサイズが30でありながら、アリゲーターマットを素材に使用しています。この大きさのアリゲーターマットは、なかなか見かけることができないでしょう。
お色には2013年の春夏コレクションで登場した「ミモザ」を使用しています。
ミモザとは黄色の小さな花がぽんぽんと柔らかな形をした花のことで、エルメスカラーのミモザの基となったお花です。エルメス以外にも、カクテルや星の名前などにも使用されているお花で、多くの方に愛される存在となります。
またミモザの花言葉は「優美」であり、エルメスカラーのミモザもアイテム全体を気品溢れる仕上げにします。他のお色と比べると表現が難しく、あまり展開されていません。
そんなミモザとアリゲーターマットを組み合わせたこちらのバーキン30は、なかなか他では見ることができないアイテムとなります。
幸福を呼ぶとも言われる、ヴェールエメラルド
続いてはバーキンと同じく人気ラインのケリー。
通常のケリーよりも小ぶりなサイズの25cmです。そしてお色にはクロコダイル素材でしか展開されていない、「ヴェールエメラルド」を使用しています。日本では、エメラルドグリーンとも言われているお色です。
リセ仕上げという加工で光沢感をもつアリゲーターと、ヴェールエメラルドの組み合わせはまるで宝石のエメラルドのような存在感がありますね。
またエメラルドは世界四大宝石のひとつで、幸運や幸福を招く宝石とも言われます。指輪やネックレスとしてはもちろん、加工せず石のままで飾る方も。もしかしたら、こちらのケリー25があなたの幸せを運んでくれるアイテムかもしれませんね。
そしてアリゲーターとヴェールエメラルドを組み合わせたケリーアイテムがもうひとつあります。それはこちらのポシェットケリー。
エルメスの定番アイテムであるケリーは、その人気の高さから、通常のハンドバッグ以外にも様々なアイテムで展開されています。ポシェットケリーはクラッチバッグでありながら、通常のケリーと同じく自立するフォルムはかっちりとした印象を与えてくれます。
そんなポシェットケリーは高い人気を誇り、エルメスアイテムの中でもなかなか直営店などで購入できないアイテムとなります。
今回は高級素材であるアリゲーターと、とても鮮やかな色合いで、エルメスカラーの中でも大変貴重なヴェールエメラルドと組み合わせているため、ますますアイテム全体の価値を上げることでしょう。
情熱という花言葉にふさわしい、ブーゲンビリア
お色に2010年の春夏コレクションで登場した、ブーゲンビリアを使用したコンスタンスミクロをご紹介。ブーゲンビリアとは主に南アメリカを原産地にした熱帯性の植物です。
1760年にリオデジャネイロで探検家であるブーガンヴィルが発見したことから、この名が付けられ花言葉は情熱という意味があります。その名の通り、情熱が溢れるカラーです。
情熱という言葉にふさわしい色合いをもつエルメスカラーのブーゲンビリアは、レッド系の他にも女性らしく愛らしいピンク系の色合いも特徴的です。可憐な雰囲気をもつお色で、アイテム全体を華やかに仕上げます。
登場してから約10年の月日が経つブーゲンビリアですが、その人気が衰えることはありません。数多くあるエルメスカラーの中でも抜群の人気を誇ります。
そのためブーゲンビリアを使用しているアイテムは大変稀少で、今回ご紹介するコンスタンスミクロもなかなか見ることができません。またブーゲンビリアはカーフ系とよく展開されていることが多いため、今回のアリゲーターとの組み合わせは貴重なものとなります。
しかもコンスタンスはバーキンやケリーバッグよりも、製造工程が困難で人気の高さと流通数が比例しません。
そのため通常のサイズよりもさらにコンパクトな19cmやミクロサイズのコンスタンスは流通数も少なく、より稀少性がアップしますね。
クロコダイルでしか味わえないロマン溢れるピンク、ローズシェヘラザード
アフリカのナイル川流域を生息地にするニロティカスを使用したバーキン30をご紹介しましょう。ちなみにニロティカスという言葉はナイル川から名付けられています。
お色には稀少価値の高いクロコダイルレザーでしか展開されていない、ローズシェヘラザードを使用しています。2011年秋冬コレクションで登場したお色で、名前の由来は「千夜一夜物語」の語り手であるイラン王妃シェヘラザードから。
シェヘラザードが身に付けていたローブのように、女性らしいキュートさと、官能的な魅力を兼ね備えた魅惑のお色。バーキン30をロマンティックに仕上げますね。
バーキンだけではなく、クロコダイルのアイテムの中でも圧倒的な人気を誇るローズシェヘラザード。生産数が低下しているクロコダイルレザーでしか展開されていないため、エルメスカラーで最も入手困難とも言われ、希少価値も年々高まっています。
リセ仕上げを施したニロティカスと合わせることで、まるで宝石のような輝きと存在感を楽しめますね。
世界中のセレブからも注目を集める、ヴァイオレット
同じくニロティカスのバーキン30であるこちらのアイテムは、お色にヴァイオレットを使用しています。
ヴァイオレットをニロティカスと組み合わせることで、宝石のアメジストのような輝きと、味わい深い印象を楽しめるアイテムになります。また官能的な色合いがバーキン全体をさらにラグジュアリーに仕上げ、いつものシーンをロマンティックに演出します。
年々人気を集めるヴァイオレットは、最近では支持を集めていたピンク系のクロコダイルバーキンよりも、需要を高めています。
今回ご紹介するケリーには高級素材であるアリゲーター素材に使用。クロコダイル素材よりも斑目が大きいアリゲーターはアメリカのミシシッピ川流域が原産となり、別名「ミシシッピワニ」とも呼ばれています。
稀少価値をどんどん高める、ブルーロイ
さきほど登場した、ブーゲンビリアと同じコンスタンスミクロのアイテムをご紹介しましょう。こちらは同じアイテムでも、クールな印象があります。
こちらのコンスタンスミクロはアリゲーターを使用していることは同じですが、お色にブルーロイを組み合わせています。エルメスブルーはブルージーンやセレストを筆頭に数多く展開され、かなり人気のあるお色となります。
その中でもブルーロイは深みのある色合いが特徴的で、ブルーロワとも呼ばれています。
またブルーロイはアリゲーターやオーストリッチなどのエキゾチックレザーでしか展開されていないため、非常に流通数が少ない傾向にあります。希少性も高いですが、その分エキゾチックレザーと相性が抜群で、アイテムをさらに魅力的に仕上げます。
そしてこちらのコンスタンスミクロは、コンスタンのアイコンであるHマークの金具がゴールドということもあり、ブルーロイとのコントラストがさらに稀少性を高めます。
エルメスを象徴するオレンジカラー、ポティロン
エルメスの象徴でもあるオレンジカラーのポティロンを、細かく整った鱗模様をもつポロサスとケリー25で表現しました。
ブランドロゴを始め、箱や袋までオレンジを使用しているエルメス。そのためエルメスはイメージカラーであるオレンジを大切にし、エルメスフリークからも高い人気を誇ります。今回はその中でも温かみのある色合いが人気を集めるポティロンを使用。
フランス語でかぼちゃを意味するポティロンを、東南アジアを原産地とするニロティカスと組み合わせ、ケリー25に極上の存在感をプラスします。
ポティロンは発色の良いスイフトやオーストリッチと展開されているお色ですが、ニロティカスのようなエキゾチックレザーとはあまり展開されていません。年々生産数も減少しているニロティカスと合わせることで、さらに稀少価値を高めています。
神秘的な雰囲気をプラスする、コバルトブルー
エルメスのクロコダイルバッグはバーキン、ケリー、コンスタンスだけではありません。続いてはデイリーバッグとしても高い人気を誇る、ソーケリーをご紹介します。
お色には2012年の春夏コレクションで発表された、コバルトブルーを使用。
エルメスカラーには、ブルージーンやシエルなど様々なブルー系のお色が数多く展開されています。今回のコバルトは落ち着いた印象と上品さを併せ持つお色で、フォーマルにもカジュアルにも合うと女性からも支持されています。
そんなコバルトのソーケリーに、アリゲーターマットを組み合わせました。
通常のアリゲーターをさらに加工している素材なため、より稀少価値が高まっている素材です。またコバルトをクラシカルに表現し、違った雰囲気を楽しめますね 。
若々しさと瑞々しさを併せ持つ、プルーズ
極上の光沢感をプラスするポロサスを使用した、こちらのバーキン30。
まるで新緑のような爽やかさをもつこちらのお色は、2009年に登場したプルーズと言います。フランス語で「芝生」を意味し、若々しい色合いが特徴的です。
クロコダイルレザーと相性が良いお色で、アイテム全体に深みをプラスします。
クロコダイルのバーキンでは、レッドやブルー、そしてプルーズの様なグリーン系のお色はあまり展開されていませんし、流通量も少ない組み合わせです。
そのためプルーズを使用したこちらのバーキンは、高い稀少価値があります。他の店舗でもなかなかお目になれませんし、すぐ売り切れてしまいます。それほど高い人気と稀少性があります。
大人の気品さをプラスする、シャルトルーズ
続いては「ソルトウォータークロコダイル」とも呼ばれているポロサスを使用した、エルメスのカジュアルバッグであるボリードです。
お色には少し渋いグリーン系のシャルトルーズを使用しています。エルメスグリーンの中でもあまり展開されていないお色で、しかも生産数が少ないクロコダイルレザーと組み合わせることはまずないでしょう。
そしてこちらのボリードはシャルトルーズだけではなく、ハンドル部分やショルダー部分などにサフランを組み合わせています。
大人の気品さをもつシャルトルーズと、ベージュ系とゴールド系の色合いをもつサフラン。
そこに美しい光沢感と細やかな斑目をもつポロサスと合わせることで、通常のボリードとは異なる存在感を発揮させます。
またバーキンやケリーとは異なり、カジュアルバッグであるボリードはクロコダイルを使用していること自体が珍しいので、こちらのボリード27はさらに稀少価値が高い傾向にあります。
シックであり鮮やかな色合いをもつ、ブルーエレクトリック
そして最後に多くのエルメスフリークを魅了にした、ニロティカスのバーキン30を ご紹介しましょう。
2011年秋冬コレクションに登場したブルーエレクトリック。その芸術的に美しいブルーの色合いは、鮮やかさだけではなく上品さも表現します。
そしてあまりの人気の高さから、通常のレザーでも入手困難とも言われるお色でもあります。
今回は流通数も少なく、プレミアムな価値を上げているニロティカスと組み合わせをしているため、より稀少価値が高い傾向に。
ここまでクロコダイル素材のエルメスアイテムを数点ご紹介してきました。クロコダイルを使用したエルメスバッグは海外セレブからも大人気です。
「ケリーについてもっと知りたい」「バーキンを選ぶ基準は？」など、エルメスに関するご質問やご相談、アイテムのリクエストなども随時募集しています！
