あなたが、バーキン買取を依頼するお店選びのポイントは、その買取価格ですか?
それとも、お店の知名度ですか?
または、アクセスなどの利便性ですか?
もし、買取価格を第一条件として考えているのならば、あなたにはこんな悩みがありませんか?
・「バーキンを高く買取ってもらいたいけど、どこへ行けばいいのか分からない。」
・「1社1社を聞き回るのはもううんざり。どうすれば本当に高く買取してくれるお店に出会えるの?」
・「高く買取ってくれる店ってどんな店?」
そんな、あなたにお聞きします。中古バーキンの流通の仕組みって知っていますか?
買取で得している人はほとんどの人がその仕組みをよく理解しています。
なぜ中古バーキンの流通の仕組みを理解しておくと、買取に有利なのですか?
それは、高く買取ってくれるお店と、そうではないお店の大きな差が、商品を買取った後の処理方法・流通の仕組みにあるからです。
つまり、その仕組みさえわかれば、どのお店が高く買取ってくれるのか、なぜ高く買取ってくれるのかを知ることができるようになり、ロジカルに分析することができます。
この記事では、お店があなたから買取ったバーキンをどのように流通させているのか?
その仕組みについて、ご説明します。
お店では、あなたから買取ったバーキンで、どのようにして利益を出すまでの過程を解説をします。
ぜひその仕組みを理解していただいて、実際に買取に出す際、知識として活かしましょう。
なぜ買取ったバーキンがすぐ店頭に並ばない?

お店は、基本的にお客様から買取ったバーキンを早く売りたいものです。
ほとんどの場合、当日中に店頭のショーケースに陳列します。
ただし、陳列する前に一度バッグの状態を整える必要があります。
なぜならば、中古バーキンでも単価が高いため、その商品がもつ120%の魅力を顧客に伝わらないと、売却には繋がりません。
つまり、見栄え見せ方に工夫をしないと、売れるものだとしても売れなくなってしまいます。
売れる店では、売れるための準備は決して怠ることはいたしません。
では、具体的にどんな準備をするのかを1つずつ見ていきましょう。
・バッグの内部清掃

バッグ内にある毛や小さなゴミくずなどを取り除きます。
その際、大切な商品を傷つけないよう、手袋をつけ、優しく撫でるように掃除をします。
または、市販のエアダスターなどでホコリなどを飛ばしていきます。
・型崩れ防止対策

緩衝材や柔らかい紙で、バッグの型崩れを防止したり、シワが出来ないようクッションを入れます。
特に、トリヨン素材などの柔らかい性質をもつものだと、バッグ全体がくったりとした印象になります。
クッションを入れる時にしっかり隙間を埋めるように、微調整を行いながら形を整えていきます。
・タグとPOP作成

ほとんどの場合、お店にはテンプレートがあるため、商品の特徴に合わせて表記内容を少し修正すれば、タグ・POPが短時間で簡単に作成できます。
ここまで読んでくださった方々に、ここでちょっとした秘密をご紹介します。
実はタグの裏には、その商品の仕入値や、仕入れた時期、メンテナンスにかかった費用など、多くの情報が書かれている場合が多くあります。
何故かというと、お客様からの値段交渉があった場合、お客様を逃さないために、仕入値や在庫状況などをすぐに確認して対応する必要があるからです。
しかし、お客様に仕入値がバレてしまうのはまずいので、そのお店のスタッフにしかわからないように、仕入値などをお店独特で暗号化しています。
・陳列

商品をショーケースに置くことが陳列だと思っている方がいるかもしれません。
しかしながら、それだけでは売却にはつながりません。
「どこに何を」
「どのように陳列すればお客様の目に届きやすいのか」
「どうすればお客様に興味をもってもらえるか」
を考えながら、バリエーションやテーマを作って、陳列をします。
陳列はセンスが必要だと思われがちですが、お客様の目線に立ち、物事を考えることができるのか、ということが最も大切です。
プラスα色彩の勉強も必要です。
ユニクロの商品陳列スタイルはまさに色彩に特化していて美しいですね。そしてなにより選びやすいと思いませんか?

引用先:ユニクロ
ECサイトへ積極的に情報を掲載

実店舗だけでは、集客に限界があります。
東京であれば、銀座・新宿・青山・表参道。
大阪であれば、梅田・心斎橋。
そのような人気スポットにお店を構えるなら話は別ですが、物があふれているご時勢ですし、都心から離れたお店では、そう簡単に集客はできません。
そうなると、ECサイトがメインの戦場となります。
ヤフーショッピング、楽天市場といったECモールが最もメジャーですがこういった大手モールでも、商品単価が30万円を超えると、あまり動きが活発ではない傾向にあります。
特に、バーキンのような高価商品だと、お客様に安心してご購入いただくために、実店舗とスムーズな連携を取っていき、商品のお取り寄せサービスなどを積極的に推進しているお店が多くなっています。
買取ったバーキンを同業他社に買取依頼

お店が買取った商品は、全てが自店舗で消化できるわけではありません。
この商品ならうちは強い。この商品はちょっと売りにくい・・・。
本当にそのブランド・その商品に特化している専門店じゃないかぎり、そんな場面が多々あります。
では、どうすれば良いでしょうか?
自社販売ではちょっと…と思う商品を買取った場合、その商品を強みとしている同業他社(ほとんど専門店)に引き取ってもらうケースが多いようです。
そのため、自社利益を確保するの為には、専門店が引き取れる相場価格よりも、低く買取らなければいけません。
当然のことながら、そのお店で売ったお客様は、その仕組みを知りません。
もしその仕組みを知っていれば、より高く買取ってもらえる専門店へ行けることになるでしょう。
もしあなたが、高く買取ってほしいのならば、業者を経由せず、自社で販売が可能なお店を見つけることが、高価買取への近道です。
バーキンの買取はちょっと、でも委託販売なら...

買取希望の商品がお店の方では需要がなく、買取りが難しいと言われた場合、委託販売という選択肢も存在します。
ここでいう委託販売は、自社で買い取った商品を他社に預け、販売活動を代行してもらうということです。
商品が売れた場合、相手に一定の手数料を支払います。
もし決まった期間内で商品が売れなかったら、原則依頼主に商品を返却します。
委託販売を行う為には、
・業者間の信頼関係
・相手にとって魅力的な商品
・満足してもらえる手数料
といった上記の条件をクリアしないと、委託販売は困難なものになるでしょう。
しかし、委託販売と言っても、売れるお店に商品を委託しないと、あまり意味がありません。
結局は、ある分野に特化している専門店や、高く売れる、かつ複数販路を持つ買取ショップが委託販売の請負対象になります。
バーキンを高く買取ってほしいあなた、委託販売を行っているお店はご存知でしょうか?
もしかしたら、そこがあなたのバーキンを高く売れるゴールかもしれません。
業者オークションへ流す

引用先:ヤフー
ここでいう業者オークションとは、エルメスバーキンだけでなく、ブランド品全般の出品及び落札を行う場所です。

引用先:ヤフー
つまり、商品を仕入れたり、売れない在庫を処分する場所となります。
ほとんどの場合、法人のみ参加が可能となっていますが、極一部だけ個人でも参加できるオークションも存在します。

引用先:ヤフー
いずれにしても古物商許可証がないと参加できない規定となっています。
日本国内では世界に比べると、規模が大きく、業界で有名なオークションはあまり多く存在しません。
インターネット上で「ブランド オークション」と検索すると、関連ワードともに多くヒットしますので、この辺で割愛させていただきます。
オークションを通じた場合の一般的な流通径路

出品者:バーキンを買い取ったけど、自店舗では需要がなく、とにかく現金化をしたい。
オークション:バーキンが欲しい業者、バーキンを売りたい業者をマッチングする存在。
個人事業主:古物許可証を持っており、オークションから仕入れ、自分の販売チャネルで活動を行う。インターネットでの販売が主な活動。
買取ショップ:複数のブランドを扱うことが特徴で、実店舗とECサイトを持っているイメージが強い。
例をあげると、大黒屋・コメ兵・ブランドオフといった名前をよく聞く大手のお店もこのカテゴリーに。
専門店:バーキンだけ、もしくはエルメスだけに特化しているお店のこと。
お店のコンセプトが明確で、専門知識も豊富。商品の価値をきちんと理解している。また在庫確保の為に、大量に仕入を行う。
問屋:あるオークションから仕入れたものを別のオークションへ流す。
または、仕入れたものを海外の業者に卸していく。商品知識は専門店ほどではないが、たくさんのオークションに参加しているため、相場の感覚が鋭い。
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
中古バーキンの流通の仕組みは十分お分りいただけましたでしょうか?
ただし仕組みだけを知っていても意味はありません。
大事なのはその仕組みを正しく理解して、高く買取ってくれるお店を見つけることです。
中古バーキンの流通の仕組みから、バーキンを高く買取ってくれるお店の特徴を整理しますと、
・買取ったバーキンを自店舗で売る
・買取ったバーキンの情報をECサイトに掲載
・他社から買取依頼が多い業者に引き取ってもらう
・委託販売をやっているお店
・オークションで高く入札できる業者
という5つの特徴があることがわかります。
ぜひバーキン買取時に、今回の内容を思い出し、お店の選定に生かしていただけたらと思います。
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